INTERVIEW
原紙の輸出拡大に挑み、
DXによる
業務効率化も推進。

K.N.
第一グループ
国際営業部 国際営業課
2018年入社
顧客だけでなく、仕入先である製紙メーカー様とも丁寧に関係性を構築。契約や船積みまでを含めて案件全体のフォローを行うのが営業の役割となっている。また、営業関連の業務に加え、デジタル技術を活用したDXも推進中。
担当する業務
- アジア各国のお客様への営業活動
- 仕入先との調整・関係構築
- 契約・船積みのフォロー
- DXによる業務効率化
- 市況分析など
入社理由
「紙の貿易を仕事にしたい」
その想いと“人の魅力”が
決め手に
独特の温かみがあるところに魅力を感じ、手紙や絵葉書がずっと好きでした。送る相手は恩師や友人など。さまざまな紙質の便箋を試すのも楽しかったですね。そして、大学のゼミで貿易を学んでいたこともあって、将来は紙の輸出入に関わる仕事に就きたいと思うようになり、就職活動は紙の商社を中心に進めました。
最終的には、いくつかの商社から内定をいただけました。そのなかで伊藤忠紙パルプに入社を決めたのは、先輩方の魅力です。親しみやすいだけでなく、人間的にも、そしてビジネスパーソンとしても尊敬できる方々がいて、この上司や先輩たちのもとで働きたいと思いました。そうした上司や先輩に対する印象は入社後も変わっておらず、憧れの上司のようになりたいという想いを持ちながら、日々の仕事に取り組んでいます。

現在の仕事
アジアへの
原紙輸出を行う部署で、
クラフト紙の営業を担当
国際営業部では、国内製紙メーカー様の原紙をアジア各国へ輸出・販売しています。原紙とは、紙袋や段ボール、加工品などに使われる紙のこと。日本の原紙は高品質であるため、海外からの需要も大きくなっています。
私が担当しているのは紙袋や封筒になるクラフト紙で、販売先は中国や台湾、フィリピン、インドネシアなどの企業。海外のお客様とのコミュニケーションはWeb会議やメールが中心となりますが、大切にしているのは、定期的に出張してお客様と直接お会いすることです。やはり顔を合わせなければ築けない信頼関係がありますし、実際にお会いしていろいろ会話することで細かなご要望や今後の計画もお聞きできます。
近年は紅海の海運が混乱している影響で、ヨーロッパの原紙がアジアに届きにくくなり、さらには海運コストも高騰中です。そのように市況がダイナミックに変化しているなかで、クラフト紙の輸出にも新たなチャンスが生まれていると考え、新規顧客の獲得に向けたご提案を積極的に行っています。

挑戦していること
発注業務の
自動化などを推進。
部のDX担当として
効率化に挑む
海外への営業活動を進める一方で私は、部内の業務効率化にも取り組んでいます。まず1年ほどかけて行ったのが、ある製紙メーカー様への発注業務の自動化。手作業で入力していた明細をExcelから自動転記できるマクロを組み、約9割も作業時間を削減しました。必要なプログラミングを独学で学ぶところからのスタートでしたが、部の生産性向上に貢献できたと自負しています。「作業が楽になった」と部のメンバーが喜んでくれたのも嬉しかったですね。
現在は部のDX担当を任せてもらっており、効率化のための新システムの導入も検討中です。また、いずれは営業の視点を活かしながら、社内全体のデジタル活用にも関わっていきたいと思います。DXによって業務負荷や機会損失を軽減できる余地はたくさんあるはずなので、ぜひ挑戦してみたいです。
1週間のスケジュール
-
月曜日
午前:台湾出張へ/午後:商談+会食 午前便で台北へ出張し、お客様を訪問。数ヶ月に一度の頻度で海外出張に。
-
火曜日
午前:台中へ移動/午後:商談 海外出張では、1日に3〜4社のお客様を訪問。
-
水曜日
午前:商談+ランチミーティング/午後:帰国 顔を合わせてお話をすることで、お客様のニーズに関する新たな発見も。
-
木曜日
午前:部内会議・資料作成/午後:取引先訪問 出張でお聞きしたお客様のご要望をもとに、仕入先の製紙メーカー様と打ち合わせ。
-
金曜日
午前:Web会議/午後:取引先訪問 インドネシアのお客様とWeb会議。お客様とは定期的にオンラインでの会議を実施。